『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』マニアックな考察&無料期間ありで見る方法

『名探偵コナン 紺青の拳』(2019)1時間49分

コナン映画の暗黙の了解を打ち破った今作。

コナンファンによるコナンファンのためのマニアックな(常識的観点含めた)視点から考察していきます。
あっさりスルーしていた事実に目を向けると新たな楽しみが見つかるかもしれませんよ!?

※ネタバレがありますので、Huluなどで一度鑑賞してから読んでくださいね

コナンファンの暗黙の了解というか共通認識が1つありました。

それは「コナンの舞台が海外になることはない」こと。

なぜかというと、コナンには戸籍がないのでパスポートもないからです。

そもそも江戸川コナンなんて本来であれば存在しないですし、名前すらコナン自身がつけたものです。そんな状況で戸籍上の登録があるはずがありません。

一方で戸籍がないのに小学校に転入(転校)できるのかについては、そもそも小学校の入学は(少し)いい加減なところがあるらしく、結論だけ言うと戸籍は必要ないらしいです。住民票がいるようですが、そこは阿笠博士がうまいことやったのでしょう。ただ、どう考えても公文書偽装なので犯罪なのですが。

以上の理由からコナンファンは「コナンの舞台が海外になることはない」と考えていたのですが、本作「紺青の拳」は見事にそれを裏切ってきました。

まさかキッド特製のスーツケースに入ることで、荷物として出国するとは。(某カル○ス・○ーンはレバノンへの出国方法としてコナン映画を参考にしたに違いありません。)

ではなぜシンガポールが舞台になったかというとちゃんとした経緯があります。

名探偵コナンは日本のみならずアジアを中心に世界的に人気があります。シンガポールもその国の一つで、なんと原作者の青山剛昌先生を招いてのトークショーが行われたほどです。

その中の青山先生の発言として「シンガポールを舞台にした話を原作に連載する」というものがありました。

青山先生はかなりファンサービスが旺盛な方で、年賀状を送ってくれたファンには一言一言手書きのメッセージを添えて返送されてますし、こういったトークショーで「○○の××な話がみたいです!」というファンからの要望には、それに答える形で実際に原作を描かれたりしています。

そんな青山先生のファンサービスを込めての発言にシンガポールファンは歓喜します。ただ、このシンガポールが舞台の話は1000話頃を予定していたようなのですが、1000話はご存じの通り、新一と蘭の関係が大きく変化する重要エピソード、「京都修学旅行編」に変更されたため、その代わりとして制作されたのが「紺青の拳」になります。

まぁ原作ファンからすると1000話という区切りの良いタイミングで新一と蘭の関係が進展するというのはこの上ない喜びでしょうし、シンガポールを舞台としても1000話の記念になるかというと難しいところでしょう。さらに出国の理由やもろもろを考えると映画として制作する方が、都合がよかったと思いますので、素晴らしい判断だったと思います。

さて、実はコナンですが海外に出国するのは初めてではありません。1回はTVアニメのスペシャルとして制作された「ルパン三世VS名探偵コナン」です。こちらはプライベートジェットに車輪から乗り込むという強引な手段で登場した結果、出国検査を受けずにすみました。(帰国時は不二子が用意した潜水艦を使って帰国)

本作はコラボ作品なのでコナンの舞台が海外になるのはこれが最後、例外的なものかなと思ったのですが、実は原作でも海外を舞台にした作品が掲載されています。

それが、新一が蘭に告白する人気エピソードである「ホームズの黙示録」シリーズです。

偶然助けたイギリスの富豪(実はロイヤルファミリー関係者)からの招待でロンドンに旅行することになり、ウキウキのコナンを待っていたのは「でも、あなた大丈夫なの?パスポート」という灰原の残酷な一言でした。

このときは阿笠博士に「パスポートの偽造」を頼むほどテンパったコナンでしたが、灰原のアシストによりロンドンへの出国を果たしました。それは「APTX4869の解毒薬を飲むことで工藤新一の姿に戻り、出国検査をパスする」という方法です。

これは原作ファンもなかなか気づかなかったようで「こんな手があったか」と何の犯罪も行っていない正攻法?なやり方に感心した思い出があります。

原作でシンガポール編をやる場合、紺青の拳のようなアクション映画的なストーリーはとりにくいでしょうし、キッドが登場することもなかったと思うので、今回のようなカ○ロス・ゴー○的出国はできなかったはずです。そうなるとAPTX4869の解毒薬を使う二番煎じになった可能性もあるので、この点から見ても映画の舞台としてシンガポールを選んだのは大正解だったと思いますね。

以上、複合的な要素から選択されたシンガポールを舞台にするという設定。本作がコナンシリーズ最大のヒット作となったことで大成功という形になりました。もはや陸・海・空そして海外も制覇したコナンですから、次の舞台は宇宙に違いないでしょう。

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(C)青山剛昌/名探偵コナン製作委員会