「ホームズの黙示録」は歴史的転換点!コナンと蘭の関係&重大な布石も!?

ご存じ新一が蘭に告白する回です。新一(コナン)と蘭の関係が大きく変化するシリーズの転換点でコナンファンの必修エピソードになっています。

新一はコナンの姿になることで、蘭の新一への気持ちに気づきました。それ以降、蘭に寂しい思いをさせないことを前提に行動しています。
第270話「犯罪の忘れ形見(後編)」でも「ヘタなことを言ってみろ、あいつは今よりももっと会いたくなっちまうじゃねーか」と蘭の気持ちを思いやり、バレンタインチョコへの回答を避けました。
そんな新一がなぜ告白したのか。

1つは目の前で泣いている蘭の姿を見るのが耐えられなかったからでしょう。
前述の発言の後にも「もうあいつの涙は見たかねーんだよ」と続けており、蘭の涙を止めるためのとっさの判断でもあったように感じます。

2つ目は気持ちの変化です。第523話「本当に聞きたいコト」ではお互いの気持ちを確認したいと暗に示すなど、直後にコナンの姿に戻らなければ告白をしかねない雰囲気を出していました(もっともこのときは蘭の方が告白することを考えていた節もあります)。

この270話と523話までの新一(コナン)の気持ちの変化があまり描写されていなかったのが個人的にはマイナスで、今回の告白が回想シーンとして描かれていることも含めて、原作者の青山剛昌先生にはもう少し他のやり方がなかったのかと聞いてみたいところです。ただ、以降の蘭は恋する乙女要素により従来比200%ぐらい可愛くなっているのでそこは大いにプラスです。

もう1点、このエピソードと青山先生がすごいのはただのラブコメ回と見せかけて後に登場する「ボクっ娘」探偵の布石を散りばめているところでしょう。
第882話「さざ波の魔法使い(後編)」やまだアニメ化されていない原作エピソード「毒と薬の真相」まで繋がる長い伏線ではありますが、こうしたラブコメ回を黒の組織との対決などの本筋と繋げるうまさは流石の一言です。

「ホームズの弟子だから」と言う台詞を皆さん覚えておきましょう。