安室透初登場!これまでの人気キャラと決定的に違う点とは?

安室透はどうしてここまでの人気を得たのでしょう?
前回の世良真純が作者の思惑よりは人気が獲得できなかったキャラクターであるなら、
本エピソードで初登場する安室は作者の予想を遙かに超えて人気になったキャラクターです。

クールでイケメン、そして声優も大御所の古谷透。
敵なのか味方なのか分からないミステリアスな立ち回りも、女性キャラだと時としてマイナスになりますが、男性キャラだと人気を得る大きな要素ではあります。
ただ、原作者の青山剛昌先生はそこまで人気キャラにするつもりはなかったのではと思っています。

それがよく分かる事例は、後のエピソード第779話~783話「緋色シリーズ」で描かれた「完敗」です。
コナンの人気キャラクターって「完敗」はしないんです。
小さなミスや失敗はする。弱い部分を見せたり出し抜かれたりもする。ただ、かならず何かしらの爪痕は残し、完敗だけはしない。それがコナンの人気キャラクターの鉄則でした。
しかし緋色シリーズの安室は完全にコナンを引き立てる「踏み台」にされていたと思います。

それにも関わらず彼がメインキャラクターの映画まで作られ、サンデー本誌で外伝が連載されるほどの大人気キャラクターになったのはなぜか。

その理由を論理的に説明できる人がいれば作家や編集者になればいいと思いますが、
個人的には外見上のミステリアスさと内に秘めた熱い気持ちとの大きなギャップだと思います。

本エピソードで初登場した段階でその名前から赤井秀一のライバルになるであろう重要キャラクターであることはすぐに分かりましたが、ここまで熱いキャラクターだとは思いもしませんでした。

ある意味、コナンシリーズの中でもここまで「まっすぐ」なキャラクターは他にいないかもしれません。その忠誠心・一途さのようなものが女性ファンを中心に人気を博す要因となったように感じます。

彼の生い立ちを含めてまだまだ謎な部分も多く、まだ見ぬ安室の一面が見られるかと思うとファンとしては嬉しい限りです。

ただ彼のミステリアスさは損なわれないでほしい。女性は危険な男に惹かれてしまう生き物なのです。