羽田秀吉初登場!が、実は初登場ではなかった!?

本庁所属の宮本由美の元カレという典型的な脇役キャラに見せかけながら、その正体は物語の本筋にかかわる重要キャラクターであった羽田秀吉。

実は初登場と言いながら秀吉の存在自体は2006年に放映された第427~428話「超秘密の通学路」シリーズで示唆されています。「イケメンだったけど性格が子供」と語った由美の元カレが、何を隠そうこの秀吉です。

まぁ流石の青山先生もこの時点で秀吉のキャラクター像や設定を考えていたとは思えませんが、こういった後付け設定の上手さはコナンシリーズの特徴の一つだと思います。

青山先生は一言でいうとミーハーで、劇場版名探偵コナンの22作目「から紅の恋歌」は漫画「ちはやふる」に影響を受けた作品と公言されています。
そこでこの秀吉がなぜ将棋棋士なのかを簡単に考察します。

羽田秀吉の「羽」の字は将棋界のスーパースター、羽生善治永世七冠からとられたとのことですが、原作への連載時期は2012年頃です。この時期は電王戦と呼ばれる人間vsコンピュータの将棋対決が将棋界の枠を超えて一般のニュースでも報道されるなど話題となりました。
もしかしたら青山先生もこのニュースを見て、コナンシリーズに将棋棋士を登場させようとしたのかも知れませんね。

青山先生は2014年には名人戦の取材もされており、その時の棋譜や対局風景などは第785~786話「太閤恋する名人戦」に活かされています。

なおこの2014年の名人戦では秀吉の元ネタである羽生三冠(当時)が名人位を奪取し四冠となりました。